skyway-video-processors
v1.0.1
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The official virtual background library for SkyWay
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skyway-video-processors
JavaScript/TypeScript を用いてブラウザ上でカメラから取得した映像の背景を加工するライブラリです。 カメラから取得した映像の背景を任意の画像に差し替えたり(以下では背景差し替え処理と呼びます)、背景へのぼかし処理(以下では背景ぼかし処理と呼びます)を行うことができます。
本リポジトリの運用方針について
このリポジトリは公開用のミラーリポジトリであり、こちらで開発は行いません。
Issue / Pull Request
受け付けておりません。
Enterprise プランをご契約のお客様はテクニカルサポートをご利用ください。 詳しくはSkyWay サポートをご確認ください。
対応ブラウザ
- Chrome
- Edge
MediaStreamTrackProcessor
という Experimental のブラウザ API を使用しているため、使用する際は以下より対応ブラウザを参照してください。
https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/MediaStreamTrackProcessor#browser_compatibility
インストール
以下のコマンドでインストールを行います。
npm install skyway-video-processors
使い方
以下の使い方の詳細はSampleを参照してください。
任意の画像を利用して背景差し替え処理を行う VirtualBackground
と、任意の強度で背景ぼかし処理を適用する BlurBackground
の 2 つのクラスが存在します。
VirtualBackground
の使い方
VirtualBackground
のインスタンスを作成します。
import { VirtualBackground } from 'skyway-video-processors';
virtualBackground = new VirtualBackground({ image: 'green.png' });
インスタンスの初期化を行います。
await virtualBackground.initialize();
createProcessedStream
によって、デバイスからの映像に対して背景差し替え処理を行った映像の ProcessedStream
を取得できます。
ProcessedStream
の track を用いて、背景差し替え処理を行った映像の MediaStream
を作成できます。
const result = await virtualBackground.createProcessedStream();
const stream = new MediaStream([result.track]);
作成した MediaStream
を videoElement
の srcObject
に割り当てることで映像を再生できます。
videoElement.srcObject = stream;
await videoElement.play();
BlurBackground
の使い方
BlurBackground
のインスタンスを作成します。
import { BlurBackground } from 'skyway-video-processors';
blurBackground = new BlurBackground();
インスタンスの初期化を行います。
await blurBackground.initialize();
createProcessedStream
によって、デバイスからの映像に対して背景ぼかし処理を行った映像の ProcessedStream
を取得できます。
ProcessedStream
の track
を用いて、背景ぼかし処理を行った映像の MediaStream
を作成できます。
const result = await blurBackground.createProcessedStream();
const stream = new MediaStream([result.track]);
作成した ProcessedStream
を videoElement
の srcObject
に割り当てることで映像を再生できます。
videoElement.srcObject = stream;
await videoElement.play();
API
以下の API を提供しています。
class VirtualBackground
constructor
new VirtualBackground({image: (string | HTMLImageElement)}): VirtualBackground
背景差し替え処理に使用する画像をファイルパス、もしくは HTMLImageElement
の形式で設定します。
なお、外部のURLを指定する場合は、CORSの制約によって外部から画像を読み込むことができない場合があります。そのため、以下いずれかの対応策を取る必要があります。
Access-Control-Allow-Origin
ヘッダーの設定により、画像の読み込み元のオリジンからのアクセスが許可されている画像を使用する。- 同一のオリジンから使用したい画像を読み込む。
Methods
initialize
VirtualBackground
のインスタンスの初期化を行います。
virtualBackground.initialize(): Promise<void>
createProcessedStream
カメラから取得した映像に対して、背景差し替え処理を行った映像である ProcessedStream
を取得します。
createProcessedStream(): Promise<ProcessedStream>
createProcessedStream(options: {
stopTrackWhenDisabled?: boolean,
onUpdateTrack?: (track: MediaStreamTrack) => Promise<void>,
constraints?: MediaTrackConstraints
}): Promise<ProcessedStream>
options を指定する場合、以下のプロパティを指定します。
stopTrackWhenDisabled?: boolean
ProcessedStream.setEnabled(false)
の実行時に track を停止するかを示すオプション
onUpdateTrack?: (track: MediaStreamTrack) => Promise<void>
ProcessedStream.setEnabled(true)
の際にデバイスから再取得したMediaStreamTrack
に行う操作
constraints: MediaTrackConstraints
- 一例として、以下のような値を指定できます。
height: number | ConstrainULongRange
width: number | ConstrainULongRange
deviceId: ConstrainDOMString
- 詳細は https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/MediaTrackConstraints を参照してください。
- 一例として、以下のような値を指定できます。
以下のようにして options を指定できます。
const constraints = {
height: {ideal: 480},
width: {ideal: 640},
deviceId: 'default',
};
const result = await virtualBackground.createProcessedStream({
stopTrackWhenDisabled: true,
onUpdateTrack: async (track) => {
const stream = new MediaStream([track]);
videoElement.srcObject = stream;
},
constraints
});
dispose
映像の取得を停止します。
dispose(): Promise<void>
dispose
実行後に背景差し替え処理を行うには、インスタンスを再度作成しなおす必要があります。
class BlurBackground
constructor
new BlurBackground(): BlurBackground
new BlurBackground({blur: number}): BlurBackground
ぼかしの強度を 1~100 の範囲で指定できます。デフォルトでは 20 と設定されています。
Methods
initialize
BlurBackground
のインスタンスの初期化を行います。
blurBackground.initialize(): Promise<void>
createProcessedStream
デバイスのカメラから取得した映像に対して、背景ぼかし処理が行われた映像のProcessedStream
を取得します。
createProcessedStream(): Promise<ProcessedStream>
createProcessedStream(options: {
stopTrackWhenDisabled?: boolean,
onUpdateTrack?: (track: MediaStreamTrack) => Promise<void>,
constraints?: MediaTrackConstraints
}): Promise<ProcessedStream>
options を指定する場合、以下のプロパティを指定します。
stopTrackWhenDisabled?: boolean
ProcessedStream.setEnabled(false)
の実行時に track を停止するかを示すオプション
onUpdateTrack?: (track: MediaStreamTrack) => Promise<void>
ProcessedStream.setEnabled(true)
の際にデバイスから再取得したMediaStreamTrack
に行う操作
constraints: MediaTrackConstraints
- 一例として、以下のような値を指定できます。
height: number | ConstrainULongRange
width: number | ConstrainULongRange
deviceId: ConstrainDOMString
- 詳細は https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/MediaTrackConstraints を参照してください。
- 一例として、以下のような値を指定できます。
以下のようにして options を指定できます。
const constraints = {
height: {ideal: 480},
width: {ideal: 640},
deviceId: 'default',
};
const result = await blurBackground.createProcessedStream({
stopTrackWhenDisabled: true,
onUpdateTrack: async (track) => {
const stream = new MediaStream([track]);
videoElement.srcObject = stream;
},
constraints
});
dispose
映像の取得を停止します。
dispose(): Promise<void>
dispose
実行後に背景ぼかし処理を行うには、インスタンスを再度作成しなおす必要があります。
class ProcessedStream
createProcessedStream
の実行により取得されるクラスです。
properties
track
加工した映像の MediaStreamTrack
です。
track: MediaStreamTrack | null;
isEnabled
映像が有効/無効になっているかの状態を示します。
isEnabled: boolean;
methods
setEnabled
映像の有効/無効の状態を切り替えます。
async setEnabled(enabled: boolean): Promise<void>
dispose
映像の取得を中止し、track を破棄します。
async dispose(): Promise<void>