@akashic/amflow
v3.3.0
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The interface definition of AMFlow, a playlog communication interface
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AMFlow
Akashic Message Flow (AMFlow) は Akashic で共通に利用されるデータをやりとりするためのインターフェースを定義したものです。
このリポジトリでは、AMFlowの仕様及び、TypeScriptの型定義を提供します。
AMFlowの実装(以下、AMFlow実装)は、全てのメソッドを実装する必要はなく、用途に応じて必要なメソッドを実装してください。
仕様
エラー
AMFlowのエラーとして以下を定義しています。
| エラー名 | 意味 | 通知方法 | |:-------------------|:---------------------------------|--------------------------| | InvalidStatus | 不正な状態 | 例外又はコールバック関数 | | PermissionError | 必要な権限が無い | 例外又はコールバック関数 | | NotImplemented | 未実装 | 例外又はコールバック関数 | | Timeout | タイムアウト | コールバック関数 | | BadRequest | 不正な要求 | コールバック関数 | | RuntimeError | 実行時エラー | 例外又はコールバック関数 | | TokenRevoked | トークンが失効した | コールバック関数 |
AMFlow実装は、Error#name
にエラー名をセットし、例外又はコールバック関数によりアプリケーションにエラーを通知する必要があります。
TokenRevoked
エラー等のコールバック関数のみで通知されるエラーは、sendEvent
や sendTick
を行った場合に例外は発生せず、ただ呼び出しが無視されます。
open
AMFlowのセッションを開始します。
open(playId: string, callback?: (error?: Error) => void): void;
セッションの確立成否を callback
で通知します。
AMFlow実装は、このメソッド呼び出し時、または呼び出し前に必要であれば通信経路の確立を行うことが望まれます。
このメソッドの呼出し後、セッションの開始が必要なメソッドの呼び出しは、open()
で指定された playId
に関するものとなります。
セッションの開始が必須となるメソッドは以下となります。
- close
- authenticate
- sendTick
- sendEvent
- getTickList
- putStartPoint
- getStartPoint
また、セッションの開始が必須ではないメソッドは以下となります。
- onTick
- onEvent
- putStorageData
- getStorageData
close
開始済みのAMFlowのセッションを終了します。このメソッドの呼び出しにはセッションの開始が必須です。
close(callback?: (error?: Error) => void): void;
AMFlow実装は、このメソッドの呼び出し後に open()
とセッションの開始が必要なメソッド以外のメソッド呼び出しを受け付けてはなりません。
authenticate
セッションの認証を要求します。このメソッドの呼び出しにはセッションの開始が必須です。
また、このメソッドは複数回呼び出すことが可能で、権限を更新することができます。
authenticate(token: string, callback: (error: Error, permission: Permission) => void): void;
認証要求の結果として、権限情報を表す Permission
を callback
で通知します。
AMFlow実装は、この Permission
を元にその他のメソッドの動作を制限しなくてはなりません。
詳細は、Permission.ts に定義されています。
sendTick
playlog.Tick
を送信します。このメソッドの呼び出しにはセッションの開始が必須です。
sendTick(tick: playlog.Tick): void;
playlog.Tick
に含まれる playlog.Event
の非永続化フラグ (playlog.EventFlags.Transient
) が真の場合、そのイベントは getTickList()
から除外されます。
onTick
playlog.Tick
の受信ハンドラを登録します。
onTick(handler: (tick: playlog.Tick) => void): void;
このメソッドは複数回呼び出され、複数の受信ハンドラが登録される可能性があります。
offTick
onTick()
で登録した受信ハンドラの登録を解除します。
offTick(handler: (event: playlog.Tick) => void): void;
sendEvent
playlog.Event
を送信します。このメソッドの呼び出しにはセッションの開始が必須です。
sendEvent(event: playlog.Event): void;
onEvent
playlog.Event
の受信ハンドラを登録します。
onEvent(handler: (event: playlog.Event) => void): void;
このメソッドは複数回呼び出され、複数の受信ハンドラが登録される可能性があります。
offEvent
onEvent()
で登録した受信ハンドラの登録を解除します。
offEvent(handler: (event: playlog.Event) => void): void;
getTickList
保存された playlog.Tick
のリストを playlog.TickList
の形式で取得します。このメソッドの呼び出しにはセッションの開始が必須です。
getTickList(opts: GetTickListOptions, callback: (error: Error, tickList: playlog.TickList) => void): void;
opts.begin
で指定されたフレーム番号を含むフレームから、opts.end
で指定されたフレーム番号を含まないフレームのリストとなります。
opts.excludeEventFlags
で playlog.TickList
に含まれる playlog.Event
の除外条件を指定することができます。
指定された範囲の playlog.Tick
が一つも見つからない場合、tickList
は null
となります。
putStartPoint
開始地点情報を保存します。このメソッドの呼び出しにはセッションの開始が必須です。
putStartPoint(startPoint: StartPoint, callback: (error: Error) => void): void;
StartPoint
は開始地点情報を表すデータで、StartPoint.ts で定義されています。
getStartPoint
開始地点情報を取得します。このメソッドの呼び出しにはセッションの開始が必須です。
オプションとしてフレーム番号を指定しない場合は、0フレーム目に該当する開始地点情報を取得します。
オプションとしてフレーム番号を指定した場合は、フレーム番号以前の直近のフレームに該当する開始地点情報を取得します。
getStartPoint(opts: {frame?: number}, callback: (error: Error, startPoint: StartPoint) => void): void;
開始地点情報が見つからない場合、 StartPoint
は null
となります。
putStorageData
ストレージデータを保存します。
putStorageData(key: playlog.StorageKey, value: playlog.StorageValue, options: any, callback: (err: Error) => void): void;
getStorageData
ストレージデータを取得します。
getStorageData(keys: playlog.StorageReadKey[], callback: (error: Error, values: playlog.StorageData[]) => void): void;
インストール
npm install @akashic/amflow
利用方法
import * as AMFlow from "@akashic/amflow";
開発
ビルド
npm run build
テスト
npm test
ライセンス
本リポジトリは MIT License の元で公開されています。 詳しくは LICENSE をご覧ください。
ただし、画像ファイルおよび音声ファイルは CC BY 2.1 JP の元で公開されています。